08:30
出社
前日の原糖相場・為替相場の値動き確認、工場での原糖荷役の開始確認をします。
社員インタビュー
INTERVIEW
当社の生命線「原料糖」の
最適な調達により、
利益最大化を実現する。
原糖部
Y.Y.
2020年入社
商学部卒
01当社への入社を決めた理由を教えてください。
人事の方の対応から
「人の魅力」を感じて。
幅広い視点から人々の生活に密着した業界に興味を持ち、砂糖・油・小麦粉といった食品原料メーカーなどを中心に就職活動を行っていました。当社もその中の一社として当初から注目していました。会社説明会に参加した際には、製糖メーカーでありながら、グループ会社を通じてフィットネスなどの事業も幅広く手がけていることを知り、さらに志望度が高まりました。
最終的な決め手は「人の魅力」です。一次選考でのグループディスカッションの際、私が名乗る前に、「Yさん、来てくれてありがとう」と言ってくださったことが印象に残っています。丁寧に一人ひとりを見てくださるその姿勢に誠実さを感じました。長く働く上で、共に働く人たちがどんな人たちなのかは非常に重要。そう考え、最も人の良さに惹かれた当社への入社を決めました。
02現在の仕事内容を教えてください。
重要なポイントは、
適時適量の在庫の確保。
国内外からの原料糖の買付をはじめ、輸入原料糖の値決め・為替予約、船舶輸送から各工場への原料糖の搬入・在庫管理、輸入原料糖の通関まで一貫して担当しています。最も重要なポイントは、「原料糖の在庫を切らさないこと」です。販売計画・生産計画に合わせて、必要な調達量を見極めますが、売れ行きによってその数量は増減します。一方で倉庫のキャパシティには限りがあり、そこから原料糖が溢れないようにする必要もあります。倉庫に搬入できなくなれば、船舶を待たせることになり、その分、余分なコストが発生するため、それは避けたいところなのです。そのため、生産量の増減、天候による船舶の遅延などを踏まえつつ、生産管理部門などとも連携しながら、適時適量の在庫を確保することが求められます。そこにこの仕事の難しさと面白さがあります。
03どんなところに、仕事のやりがいを感じていますか？
自分の取り組みが、
会社の利益を左右する。
会社の利益最大化に向け、できる限り安価に原料糖を調達すること。そのミッションに向けた仕事に大きなやりがいを感じています。例えば、「為替予約を通じていかに利益を創出するか」という点です。具体的には、相場を見ながら、自身が担当するポジションを一定の期間にどう処理するかを考え、リスクを取り過ぎない範囲で日々為替予約を行っています。相場を的確に“読む”ために必要なのは、経済指標や様々な媒体から情報を収集し、為替動向を常につかんでおくこと。その“読み”によって、どれくらい安価に抑えられるかが決まります。
入社前はこのような業務を担当するなどとは全く想像していませんでしたが、実際に取り組む中で、物事を“狭く深く”追求することを楽しめる、自分の性格に非常に合っている業務だと感じています。
04今、挑戦していることは何ですか？
リスクに備え、
新たな原料糖調達先を検討。
現在、当社の原料糖調達の中心は、制度面でもメリットのあるオーストラリアです。しかし、局所的な需要の高まりに伴い、価格が高騰化する可能性もありますし、自然災害によってサトウキビが不作になるリスクも考えられます。そのため、原糖部では常に他国からの調達可能性を検討しています。新たな国から原料糖を調達するとなると、「農薬の使用状況や残留基準はどうか？」「安定供給の継続は可能か？」「原料原産地情報を変更する必要があるか」などの確認事項が多くあり、慎重に進める必要があります。
原料糖の確保は、当社にとってまさに“生命線”。世界の砂糖需給状況も見据えながら、自社経営を左右する重要な挑戦に日々取り組んでいます。困難もありますが、その分、大きな達成感と責任を感じています。
