07:00
出社
前のチームとの引き継ぎを行い、工程の情報を把握しておきます。
社員インタビュー
INTERVIEW
日々の適切な製造管理により、
高品質な砂糖の安定生産を実現。
生産本部 中部工場 製造部 精糖課
I.T.
2022年入社
生物資源学部卒


01当社への入社を決めた理由を教えてください。
全員で生産するという、
一体感ある工場に感動。
幼い頃から食に興味があり、食品業界で働きたいという思いを持っていました。その中でも砂糖という原料を扱う当社は、より広く食文化を支えている企業だと感じ、惹かれました。入社の決め手になったのは、工場見学です。工場内は自動化が進んでおり、少人数で効率的に大量生産を行っている様子に感銘を受けました。また、社員が働く事務所スペースでは、部署間のコミュニケーションが活発に行われており、「全員で一つの砂糖をつくり上げる」という一体感を強く感じ、好印象を持ちました。
実際に入社してからも、現在所属している製造部精糖課をはじめ、機械修理を担う工務部、生産計画を作成する生産管理課、品質管理部門、営業まで、多様な部署と密に連携を取りながら、日々、全員がワンチームで製品を生産していることを実感しています。

02現在の仕事内容を教えてください。
工場の操業を監視し、
安定的な生産を実現。
基本的に工場は自動で操業しており、精糖課の主なミッションは砂糖製造ラインの監視業務です。具体的には3〜4名のチームで、生産管理課が作成した生産計画を、各機械の操業に反映し、砂糖製造の調整・監視を行います。精糖課は実際に砂糖をつくり、会社を支えるもっとも重要な部署の一つであり、その責任を感じています。そしてそこには大きなやりがいと学びがあります。
勤務は三交替制で、一直2日、二直2日、三直2日、明け休みというサイクルを繰り返します。夜勤や早出があるため慣れるまでは半年ほどかかりましたが、現在では平日に休みが取れることで外出先がどこも混んでいないなどのメリットを感じ、この働き方とプライベートを楽しんでいます。また、交替勤務手当もいただいており、金銭的な利点もあります。将来的には、生産管理課や工務部など他部署への異動も可能で、交替勤務を離れたキャリアも描けます。

03自身の成長を実感した出来事は何ですか?
経験を重ねるごとに、
できることが広がる喜び。
最も苦労するのは、機械の不具合などのトラブルが発生した時の対応です。例えば一つの機械が壊れて使えなくなったとしても、生産を止めることはできません。そのため、「どこを第一優先するか」「どのラインへ代替してもらうか」などの判断を瞬時に行い、操業への影響を最小限に抑える必要があります。
こうした判断ができるようになったのは、工場全体を把握できるようになった3年目頃からです。それまでは自分の担当業務をこなしつつ、困ったときにチームの先輩に助言をいただきながら、少しずつ仕事の幅を拡大。そうした日々を経て、一人でトラブルに対応できるようになった時には、大きな成長を感じました。また、工場内をパトロールして異常の有無を確認する際、経験を積むほど異常に気づけるようになり、機械の故障を未然に防ぐ予備保全をできるようになってきたことも、成長実感につながっています。

04今、挑戦していることは何ですか?
蒸気量削減など、
新工場の改善活動に挑戦。
現在、砂糖製造に必要な蒸気量の管理を任される中で、その削減に取り組んでいます。工場内で最もコストがかかるのが蒸気であり、削減効果も大きいためです。
工場内で使用した蒸気量をグラフ化し、「どこで使われているか」「なぜ使われているのか」を調べ分析しながら、調整を行ったり、蒸気が漏れ続けている箇所を発見しバルブを設置し漏れを防いだりしています。また、洗浄プロセスでの洗浄方法を見直して、水や蒸気の使用量削減にもチャレンジしています。
こうした工場の改善活動を通して、品質の高い砂糖を生産し続けること。それが今の私の目標であり挑戦です。